しっかり供養してあげたい!ペット火葬の適切な実施に欠かせないポイントなどを解説

ペット火葬は、大きく分けると個別と合同の2種類があり、個別には飼い主が立ち会えるものと全て業者に任せる2つの選択肢があります。ペットの供養を考えると立ち合いのペット火葬を選ぶのが良いといわれていますが、この場合は火葬後の骨拾いといった工程があるためです。骨拾いは骨上げや箸渡しとも呼ばれるもので遺骨を骨壺へ収めるときに飼い主(人間の場合は近親者など)が長い箸を使い遺骨を箸から箸へと渡す儀式であり、これ自体も供養になると考えられています。
ペット火葬を引き受けてくれる葬儀会社の選び方
民営のペット火葬を実施している会社を選ぶ際のポイントとして挙げられるのが、引き取りサービスの有無です。マイカーを所持しているのなら問題ありませんが、車がない場合は自力で運ぶのが困難になります。多くの葬儀会社は、駅や市街地から離れていることが多いからです。大型犬など体格のサイズが大きい場合は特に、自宅まで引き取りに来てくれてなおかつ火葬の後に遺骨を送ってくれるペット火葬の会社を探すことが必須です。 自宅での供養を考えていない場合は、葬儀会社が納骨堂や供養塔を所持しているかどうかもチェックポイントとなります。火葬の後に、すぐにペットの骨を納骨することができるからです。また人間と同様に葬儀も行いたい方は、対応しているところを探すことが大切です。大抵の場合、寺院が経営している火葬場であれば実施している可能性が高くなります。この他にもインターネットの口コミ情報を探したり、身近な知り合いでペットの葬儀を行った方がいれば聞き込んでおくと良いでしょう。
ペット火葬を依頼するときに必要な物
ペットが亡くなった時、ペット火葬を依頼するというケースが増えています。では、ペット火葬を依頼する際には何が必要になるのでしょうか。 火葬の際に添える物は、花の他、ペットが好きだったおやつ、ペットの写真やペットにあてた手紙などが一般的です。金属類は一緒に火葬することができませんのでご注意下さい。洋服やおもちゃも素材によっては添えることができないものがあります。ビニールやプラスチック類も一緒に入れることはできませんので、おやつは袋から出してティッシュに包むなどしておきましょう。 また、火葬の際の持ち物としてあるとよいものに数珠やハンカチがあります。服装の厳密なマナーはありませんが、ペット霊園などで行う場合は黒を基調としたセミフォーマルが望ましいでしょう。 家族同然にともに過ごしてきたペットを失うことはとてもつらいことで、悲しみに暮れてしまうことが多いと思いますが、大事な最後のお別れの時です。しっかり準備を整えて旅立ちを見送ってあげましょう。
自治体によって異なるペット火葬の方針
ペット火葬は自治体によって扱いが異なります。自治体が行うペット火葬の場合、料金が発生しないことから喜んでその方法を選択する方がいますが、注意が必要です。基本的にこの場合の火葬は、一般廃棄物と同じ処理方法となります。大切なペットの遺骨を後から拾う事は出来ません。加えて、ゴミと一緒に燃やしてしまったことを後悔する可能性も多いに考えられます。地域によって扱いは異なるため、事前に役所などに電話で確認することが大切です。 ペット火葬を確実に、納得した形式で行いたいのであれば民間の業者の力が必要となります。近年はペットを家族の一員として扱う方が増えており、ペット火葬業者を見つけることはそれほど難しいことではありません。この業者探しの際も、しっかりとネットの口コミや実績を確認した上で申し込むことが大切です。悪質業者の場合、遺骨が手元に戻ってこないというトラブルが発生することがあります。霊園も運営している業者であれば、お墓を用意することも可能です。
移動の負担がかからない訪問型のペット火葬
ペット火葬の方法にはいくつか種類があり、その中でも移動の負担がかからない訪問型というものがあります。一般的にペット火葬は、火葬炉を設置してある霊園などに依頼するのが一般的です。このケースだと、霊園までに移動しなければいけません。高齢者で移動が大変という場合や、なかなか時間が取れないという方の場合、利用すること自体が難しくなります。 訪問のペット火葬は火葬炉を搭載した車が自宅まで来てくれます。霊園に出向かなくでも自宅で執り行うことが可能です。火力を調整できる性能の良い火葬車であれば体が小さいペットでも、しっかりとお骨を残すことができます。煙も出ない仕組みになっているので、ペットを火葬しているということは周囲にはほとんど分からないでしょう。住宅地などで周囲の視線が気になるという場合、少し離れたところで火葬もしてもらえます。 また業者によっては夜の遅い時間帯にも対応してもらえるようです。昼間は仕事などで時間が取れないという方も安心です。